Paeonia Garden

牡丹の英匂ひ満ち 大巾利巾の獅子頭 打てや囃せや 牡丹芳

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数寄の玉手箱

湿った曇り空の中、日本橋は三井記念美術館へ。
一昨年の秋にオープンした新しい美術館ですが、中々機会がなく、
今日始めて足を運びました。
本館からの入り口や階段やエレベーターがまた、えらくごーぢゃす感
漂う拵えでございます。

現在の企画展示は 『三井家の茶箱と茶籠-数寄の玉手箱-』 。
こういうの大好きでして。
大人数が寄ることのできる一から十までお道具の調った大きな籠もあれば、
お弁当箱サイズの小さな、本当に最小限のお道具を入れた携帯用の茶箱もあり。

大きな箱(籠)は三井の財力を誇るような、どちらかといえば「見せるための道具」
のようです。お抹茶道具のほか、煎茶道具も共揃いに拵えたものもあって、
蒔絵や象嵌などの細工も細かく、青磁の小さな花入れや振り出しも綺麗なもので
合わせた仕覆の古裂もよく。

とはいえ、やはり三井の当主が客に「見せるため」の物は綺麗だけど、
たしかに一つ一つを見ればとても良いものが揃っているのだけど、
でもちょっとピンと来ない。
豪商同士の懐にあかせた「見せびらかしごっこ」は「お茶」の精神とは違う
ものがあるのではないかと思うわけです。
なので、今回の展示ではやはり「個人携帯」の小さな茶箱(籠)が良かった。
個人の趣味が色濃く反映されるのはやはり普段から持ち歩くべく気にいった
ものだけを集めた小さな箱。
一見箱は簡素に見えるものが多いけど、例えば紅葉の木地で誂えた箱の
フタの裏側に黒漆をかけ、紅葉の葉三枚を高蒔絵であしらったものや、
桜の木地にやはりフタ裏に花びらを散らしたもの。
中には楽の筒茶碗やつややかな塗りの黒棗と、地味ながら趣味の良い
お道具が揃っていました。
一番小さな一閑張の箱は三井家の明治のご当主が外遊の際にも「旅の友」
として携えて行ったとか。(こういうのが本来の茶箱の姿だと思うのです)

図録の写真が凄い。目で見たままの色をキチっと再現できています。
美術印刷には定評のある印刷屋さんなのです。
装丁がまたイイ!
カフェのお茶も美味しいし~♪ 
次の企画展が楽しみです。

| 美術・博物館・名所旧跡 | 17:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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