Paeonia Garden

牡丹の英匂ひ満ち 大巾利巾の獅子頭 打てや囃せや 牡丹芳

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

『河鍋暁斎の能・狂言画』

三井記念美術館にて。
明日が最終日なので、ギリギリセーフ。

河鍋暁斎というと、風刺画や妖怪画、戯画などが一般的に有名ですが、
今回は「能・狂言画」と絞ったテーマでの展示。
三井は茶箱といい、橋ものがたりの時といい、是真の漆工といい、こういう
マニア好みの展示を企画するのが天才的に上手いわ。

て、入って1室の猿楽図式、いきなり「唐相撲」とかwww

能・狂言画と一口に言っても、装束の着方、柄、色、舞の型、立ち位置、曲の解釈、さらに「キマリ」・「替エ」…とそこには多くの縛りがあり、それらは一つ一つゆるがせにはできないもの。
ことに必須教養として盛んだった時代においては尚更、間違った物を描くことはできません。
また、妖怪画などではあまり使われることのなかった狩野派の腕。
花鳥画を思わせる「石橋」の中の作リ物の牡丹。
「猩々」の菊尽くしの唐織、「高砂」の尉と姥、と確かな筆致が見られます。

「石橋・猩々図屏風」は今後期展示では石橋図が展示されておりますが、二畳台に舞う獅子の赤頭は巻毛で喜多流の獅子のよう。
福富コレクションの「能・狂言画聚」は皆是、舞台の名場面を切り取る色彩鮮やかな描写と墨と淡彩による縁の画が一緒に楽しめる図集。

「三番叟(表記ママ)図」。黒式尉が朝日を背に鈴ノ段を踏む姿が勢いのある筆使いでそのまま動き出すようです。

狂言各曲を描いた多くの版画の類は持ち味である人物描写が活写されています。
狂言は…
「どんだけ“伯母ヶ酒”好きなの」
と言いたくなるほど、どの図帖にも「伯母ヶ酒」が載っているなぁ。
「末広がり」、「節分」、「腰祈」も好きみたいですね。

暁斎は自ら能・狂言を嗜み、大蔵流の免状を受け、舞台に立つほどの人であった故(梅若の舞台で面箱持をつとめたとか)、また卓抜した観察力と素描力を持ち合わせたが故に、こうした優れた作品を多く残す事ができたのでありましょう。
「道成寺図」は下図とはいえ鐘の中で蛇体に着付けている最中の絵で、必見です。

この展示では娘の暁翠、息子暁雲、ほか、門弟真野暁亭などの作品も同時展示。
ことに暁翠も能画に優れ、父親には無い女性ならではの優美な天女や、柔和な表情の高砂の尉姥など多く出品されています。

さらに師弟関係にあったJ・コンドル。
またE・ベルツ、E・ギメ、キヨッソーネなど明治期に来日した名だたる外国人とも交流を深めた事跡にも触れ、ともすれば戯画の面ばかりが強調されがちである暁斎のもう一つの面をよく表す事のできた展示といえましょう。

抹茶金時パフェ ミュージアムカフェの抹茶金時パフェがあまりにも
 秀逸。
 抹茶アイス・抹茶わらび餅、小豆餡のバランスが
 絶妙。
 一枝添えられた南天の演出がこれまたニクい。

| 美術・博物館・名所旧跡 | 22:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://spurlets.blog47.fc2.com/tb.php/2780-a2183bb0

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。